そんなことより原稿がしたい

思ったことを言葉にする訓練

男性を生きづらくしているのは、たぶん、男性自身だ。

こういうことを書いたりするのあんまり得意じゃないけど、最近色々と思うことがあるので書きたいと思う。

 
私は他人に食事などを奢られるのがあまり好きじゃない。
理由なく物をもらうのも、好きじゃない。
決して高いお給料ではないけれど、欲しいものは自分で買うし、行きたいところには自分で行ける(海外旅行にはまだ行けてないけど)。
一人でチケットを買って、一人で飛行機にも乗れる。新幹線にも乗れるし、重いキャリーを引いて誰にも頼らず一人旅もできる。こんなことは珍しくもなんともなく、私の周りではたくさんの女性ができていることだと思う。
私は自立している。誰にもお金の手だしを受けていないし、自分のお給料のなかで生活をしている。自分の分は自分で払えるのだ。
 
それなのに「俺が奢るよ」って言われる。
 
正直、げんなりしてしまう。
一回分の食事代くらい自分で払えるわコノヤロウ、と思うのである。
傍目から見るとさぞかし可愛くない女なのだろうなと思うのだけど、対等に払わせてくれない人は次はないなと思ってしまう(実際に次はなかった)。
だって気を遣うじゃん。なんでもかんでも奢られてしまうと気を遣ってしまうじゃん。そんな関係は疲れるじゃん。私は奢られなければならないほど切羽詰まった生活はしてないし、自分の食いぶちくらいは自分で稼いでいる。だから対等に扱ってほしいのに、男性がそうさせてくれないのだ。
 
以前あった医学部が女子だけ不合格にしていた事件、男性医師は夜勤ができるが女性医師は夜勤ができないというのを理由の一部として挙げていたけれど、じゃあ毎夜ハードな夜勤をしている看護師さん、女性が多いのは何故だろう。
男性は料理ができないというけれど、シェフやパティシエに男性が多いのは何故だろう。
男性は細かい作業ができないというけれど、プラモデル作りは細かい作業ではないのか。
男性は言われないと気づかない、言われないとやらないと言われがちだけど、じゃあなんでホテルマンって男性が多いの?
 
もしかして、「男性だから」「女性だから」というくくりに囚われているのは男性のほうではないか。
 
男性だから、細かいことはできない。
男性だから、言われないと気づかない。
男性だから、家事はできない。
男性だけが、この作品の良さがわかる。
 
それって、挑戦する機会を「男性だから」という理由で男性自らが失っているのではないのか。
 
女性は思うほどか弱くはない。思うほど頭が悪いわけじゃないし、賢いひともたくさんいる。歴史に詳しいひともいる。車好きなひともいるし、ハードボイルドな作品を好むひともいる。女性がみんな奢られたがっているわけじゃないし、女性はみんな助けられたいわけじゃない。
挑戦や革命の連続の上に、私たちは立っている。MeToo運動のように、これからも挑戦や革命をしていくのだと思う。
 
だから男性にも、性別の壁をなくせるように、挑戦と革命をしてほしいと思う。
料理だって最初はできないかもしれない。でも女性だってそう。みんなが最初から料理ができてお菓子作りもするわけじゃない。料理は経験、努力の末にできるようになる。
映画のレディースデーや女子会コースを羨ましがるなら、男子会コースや男子デーなどのサービスを提案すればいい。女性がズボンを履く革命を起こして今では当たり前になっているように、男性だってスカートを履いていいのだ。男の子だってプリキュアになれるのだから、お姫様に憧れる男性もいたって不思議じゃないし、男性用化粧品も発明されたっていい。
同人誌即売会で、女性向け界隈に来てもいいんだよ。バリバリの女性向けスペースなのに、この間の春コミにたくさん男性来てくれたよ。私は「男のくせに」とか「なんで男がいるの」とか微塵も思わなかった。そうやってもっと自由に、自らの手でたくさん色んなことに挑戦して、革命していってほしい。
 
男性を生きづらくしているのは、たぶん、男性自身だ。
 
# Kutoo だって、パンプスも辛いけど、男性用革靴だって私には見えない苦痛があるかもしれない。ネクタイは?スーツは?暑くない?買い揃えるの面倒くさいし、お金かかるよね。男性にだって辛いこと、自由になりたいことがあるはず。それを「俺たちだって我慢しているから我慢しろ」じゃなく、自分たちも我慢していることから解き放たれる努力をしていってほしい。自分たちの手で、変えていってほしい。
これからは「女性は遅くまで残業できない、だから男性が必要」ではなく、「女性も男性も残業しない」社会を作っていくべきだ。
女性が手をあげて訴えても、男性に響かなければ改革はうまれない。男性にも意識改革が必要だと思う。
 
そうして、男性も女性も生きやすくて、性別に囚われず「個々を見る」ような、より良い社会になれたらなと思う。
 
きっと世の中に「男性にしかできないこと」「女性にしかできないこと」って、思うよりずっとずっと少ない。
出産だって、男性もできるかもしれない世界なのだから。
 
 
ああ、上手く言えないな。
しがない文字書きだけど、真面目な話は得意じゃないのです。
もっと話したいことたくさんあるけど、それ関係ある?って話になるのでここでは書きません。いつかタイミングがあれば。
 
もちろん、お姫様に憧れる女性も、ヒーローに憧れる男性もいていいんだよ。いろんなひとが自分らしく生きていける世界になってほしいな。
 
読んでくれてありがとう。
少しだけでも心に響くひとがいれば幸いです。